【将棋上達】将棋四・五・六段になる方法:02 棋理を学ぶ(秘伝の方法)<その2> [将棋四・五・六段になる方法]
前回は、将棋の上達において、
【棋理】を学ぶことの重要性について書いた。
では、この【棋理】を学ぶために、
我々アマはどうすればいいのだろうか?
その方法の1つは、
プロの言葉に注目することである。
将棋のプロは、
この【棋理】を感覚的に掴んでいる場合が多い。
しかも、かなり若い頃から少しずつ肌で感じているのだ。
その感覚的な学びをアマに伝えることは、非常に困難だ。
なぜなら、言葉ほど不完全なものはないからだ。
【感覚的な学びは、職人の技術獲得に似ている。】
【だから、口頭で学ぶよりも、
隣で見ていて技術を盗んだり真似たりする方が良い。】
だが、それでも注意深くプロの言葉に気を付けていると、
色々と興味深い発言をしている。
プロのさり気ない言葉をどう捉えるかは、
その人のアンテナしだいだ。
ある人にとってはとても役に立つ言葉でも、
他の人は聞き逃してしまってあまり重視しないかもしれない。
そういうプロの言葉を効果的に聞くためには、
やはり、次の2点しかない。
1つは、プロ将棋の公開解説だ。
テレビ将棋や某動画サイトの生放送、あるいは、
公開対局の場でのプロの解説が有効だ。
ああいうところでのプロの解説は、
【棋理】を学ぶ絶好の機会である。
ただし、年配のプロの解説には、あまり期待してはいけない。
やはり、年齢には勝てないのだろうか?
どうも解説が物足りない。
全体的に動作も思考も遅いし、省略部分が多くなる。
お勧めは島九段、森下九段、木村八段だが、
彼らもいずれは上のようになるかもしれない。
もう1つは、将棋のプロの棋譜集や定跡書からの習得だ。
しかも、将棋高段者向きで、解説の詳しいものがいい。
さらに、昔の本がベストだ。
理由は、解説にプロの遠慮がないからだ。
昔の将棋の棋譜集は、とにかく解説が凄かった。
こういうレベルの高い本は、
将棋が弱い人を対象にしていない。
わかりやすさよりも、内容を重視していた。
ところが、今はある程度内容を絞ってわかりやすくしないと、
将棋の本が売れない。
だから、どうしても易しい内容になってしまう。
昔は、将棋の本自体が少なかったから、
書けばそれなりに売れたのだ。
今はそういう時代ではなくなった。
昔の良書はあとで【極秘】などでご紹介したいが、
今は正直なところ迷っている。
なぜなら、・・・。
理由は、別の機会に書きたい。
【次回に続く。】
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